DETAIL
プロミュージシャンから高い評価を受けるVEMURAMからこだわりのケーブルが登場!
Alliesケーブルのシールド方法としては、数あるシールド方法の中から二重螺旋横巻シールドを採用しました。
約3年に渡り、シールドの巻き付け密度と強度変えながら同時開発のAlliesプラグと共に様々な組み合わせでテストを繰り返し、サウンドのスイートスポットとケーブルの柔軟性やノイズ混入とのバランスを徹底して突き詰めました。
ケーブルの静電容量も、単に数値的に低くすることを目指すよりも実際にその違いを聞き比べながら行うことを重視しました。
その結果、静電容量が極端に低い数値のケーブルが必ずしもギターサウンドにとって良いわけでもなく、一定の数値範囲に聴感上のスイートスポットがあると我々は感じました。
そういったテストとチューニングを繰り返しながらケーブル側で我々が目指したサウンドは、癖のないナチュラルでストレートなサウンドです。
しかしこれを口で言うのは簡単ですが、ナチュラルやストレートと感じる感覚は人によって様々ですし、先ず何を基準として開発を始めるのか?という問題に直面しました。
ケーブルを開発するエンジニアはトッププロのギタリストではありません。
年に100ステージ以上もこなすブルースマンでもなければ、アリーナツアーを毎年繰り返えすロックギタリストでもありません。
そこで我々は、親しい友人であるトップギタリストやエンジニアの元に大量のサンプルを持ち込んで、彼らの機材環境でそれぞれを比べながらテストをしてもらいました。
キャラクターの異なるサンプルケーブルを彼らがどう感じるのか?更にこれからのシールドケーブルに何を求めるのか?音質面だけでなく使い勝手も含めて何が今のケーブルの問題点なのか?など、色々と意見やアドバイスを頂いてそれらを元に開発を始めました。
この場を借りて彼らには心より感謝したいと思います。
そして我々が候補として選んだ数点のケーブルと彼らの多くが良いと感じたサンプルの中から、自ずと開発の方向性を見出す事が出来ました。
更に、シールドは両端のプラグとセットで使用されます。そのプラグによっても大きくそのサウンドは変化します。
同時に彼らが思う現在のギターケーブルのプラグへの不満をも解決すべくプラグ構造も全て一から考え直すことにしました。
そして膨大な数のサンプルプラグを製作し、更に他メーカーのいくつかの代表的なプラグとも組み合わせてケーブルのテストとチューニングを繰り返しながら完成に至ったのがAlliesのケーブルとプラグです。
Allies Original Custom Plugは、Alliesプラグでの最上位のプラグになります。
3ピース*の削り出しによるパーツから構成されたこのオリジナルプラグは、その構造に、様々な最新のアイデア(特許申請中)と、今までのプラグが持つ多くの問題点などを解決すべく一から開発されました。
プラグの材質は、多くのメーカーで一般的に使われている真鍮と、今回新たに我々が採用したリン青銅を採用。その組み合わせによって様々なサウンドキャラクターにチューニングが可能となりました。
開発にあたっては、リン青銅以外にもベリリウム銅やその他の合金などでもテストを繰り返しました。
その中で特にリン青銅は剛性的にプラグ材に適している上に、サウンド的にも真鍮と異なったキャラクターで、比べるとよりクリアで低域と高域がやや強めのキャラクターの材でした。
その中で最もキャラクターの違いが顕著な3つの組み合わせパターンで今回の発売製品をご用意しました。
我々の主観ではありますが、およその傾向としては、オールブラス(BBB型番)は、オーソドックスな往年のレジェンドのギタープレイヤーのトーンに近く、中域を中心にバランスがよいキャラクターです。
ミックス(BPB型番)は全帯域でバランスが良く、極端なハイ上がりやローが強調されたりミッドに癖があったりもせず中域もオールブラスに比べるとやや抑えられた、比較的フラットでワイドレンジなキャラクターです。
オールリン青銅(PPP型番)は、今までになくワイドレンジで全帯域がはっきり前に出てくるキャラクターです。
これらをプラグ の3ピースのどの部分にどちらの材(真鍮とリン青銅)使うかによってその音質は様々に変化します。
この様にケーブルではなるべく癖のないストレートなサウンドキャラクターとし、プラグの材(3ピース)を様々に組み合わせることによって、お好みのサウンドキャラクターに絶妙にチューニングすることが可能となっています。
※3ピースとは、プラグを部品として構成する、Tip, Body, Capの3部品のことを指します。
※こちらはオールブラス、10フィート、プラグがショートストレート / ロングストレートのタイプになります。