DETAIL
伝説のアンプ”Trainwreck”復活。
故ケン・フィッシャーがハンドメイドで創り出した至極のチューブアンプTrainwreck/トレインレック。
ハワード・ダンブルのDUMBLEと同様に伝説的なアンプとして世界中で人気があります。
現在オリジナルモデルが市場に出てきたとしたらいくらなのか、正直わかりません。というか出てくることなんてあるのでしょうか。
今回入荷したのはケンの意志を受け継いだJM氏が製作することで復活した現Trainwreckアンプにラインナップされる”Express 60 JMD”。
フラッグシップとしてLiverpool・Express・Rocket という3つのオリジナルアンプがあり、そのなかでも「Marshall 1959 Super LeadをモデファイしてEVHサウンドに近づけたようなアンプ」というクライアントの要望から開発が始まったのがこのExpressになります。
こちらのJMDモデルでは、オリジナル同様にEL34パワーチューブ2本の構成ですが、オリジナルの30Wほどの設計とは異なり、60Wと大きい出力を持っています。
”トーンの聖杯”と評されるTrainwreck。
シングルチャンネル、リバーブなし、エフェクトループなしというシンプルな構造を主に、いくつもの信念を曲げることなく設計されています。
驚異的なタッチセンシビリティを持ち、弦をアタックしたときに起きた振動そのものと思えるほど生々しいサウンドが本当に素晴らしいのです。
広いゲインとボリュームの可変域により、JMDモデルはオリジナルよりも多用途になり、エフェクターペダルとの相性も良く、より重いジャンルの音楽にも対応できます。
もちろん、透き通るようなきらびやかでスイートなクリーントーンも健在。
それに、OD/DISTペダルとのコンビネーションで弾くのも良いのですが、アンプ単体で得られるこの純粋で自然なチューブディストーションは、多くのギタリストが求める最高の弾き味です。
更に、こちらの個体ではマスターボリュームも搭載された3-Volume構成と珍しい仕様。
本来Expressは音量が大きすぎるが故に30W程度に収められましたが、マスター付きとなればJMDの60W設計でも十分に色々なシチュエーションで対応できますね。「Gain-Drive-Volume(←)」
そして今回のウッドシェルは、Expressの設計意図にぴったりのラージタイプでオーダーされています。
4発キャビに乗せたときでも迫力があって良いです。マーシャル1987よりも横幅が少し小柄なサイズ感です。
木材はブラックリンバをメインシェルに、ローズウッドをフロントパネル、ホワイトオークをコントロールパネルに使用しています。通常は10%ほどお値段が高くなるのですが、この個体のみTrainwreck Japanさんのご厚意でアップチャージ無しの販売価格になります。
いろいろと言いましたが、まずは弾いてみてください。
実のところ世界トップとされる機材に触れられる機会は東京に居てもそうはありません。
そして、気に入っていただけたならぜひ手にすることをご検討ください。
*Serial / TAKARA
*正規輸入品
*電源は120V動作です。100Vでも動きますが、アンプの本領を味わうなら120V入力です。
*送り箱、英文・日本語取説、国内保証書、ACコード(3芯)付属
Wood :Black Limba (Korina) ,Island Rosewood ,White Oak
60 Watt all-tube head
2×EL34 power tubes
2×12AX7 preamp tubes
1×12AX7 phase inverter
4, 8 and 16 ohm Impedance selector switch
Dimensions: 25(H) x 58.5(W) x 27(D)cm (ゴム足含む)
Weight: 16.2kg
120V
※こちらの商品は赤坂店での取り扱いになります。